書籍「最強の自己分析」〜あなたが「一番輝く」仕事を見つける:梅田幸子著

「嫌な仕事で食べていけるほど、世の中、甘くありません。」

インパクトのある書き出しから始まる梅田幸子さんの本、是非おすすめです。

自己分析・自己PR・志望動機も、就活の考え方の基礎はこの本だけ読めば全部分かります。

自己PR・志望理由の基本も分かる

この本で自己分析すれば、その結論をどう説明するのかの筋道・ロジック・具体例が自然に出来上がっています。

なので、自己PR・志望理由の準備にもそのまま使えます。

骨子は「心が喜ぶ」「得意」「苦手・ストレス」の3つの分析と、それによる仕事の見つけ方。

考えるツールとして「なぜなぜマップ」「役割深掘りワーク」「会社サーフィン」なども提案されています。

採用面接官の立場からも、この本を理解している人と面接したいな、と思います。

「好きなこと」「理由」「具体的には」「ほかには」と順に考えていくことで自ずと論理的に考えが明確になっていきますが、「論理的思考」って要は「結論-理由-例え」の繋がりを構築することに尽き、面接官の深掘り質問は全部これだし、学生さんの人となりを理解するために準備しておいてほしいのもそれだからです。

まさに聞きたいこと

具体的には、

★「好きなことにかかわる仕事」による失敗

★「好きなこと」の「理由」を考える

★集団の中でよくする「役割」

★心がけは「特性」じゃない

などのアドバイスが並びますが、まさに人事担当者が採用面接や配属希望調査などで、聞きたいことや、そこを考えてきてほしかったんだけどと思うことばかりです。

まずは行動

唯一気になる点としては、この本でアドバイスされる「天職」の見つけ方が、まさにその通りすぎて、学生さんの現実世界、例えば就活時間の制約、情報・経験の制約、親の意見、収入とのバランス、内定の難易度やタイミング、良い出会いの有無、入社後の配属リスクなどなど、、の問題がある中で理想を追い求め続けられないと思う人もいると思います。

この本は最後に仕事選びは「動いてみる」ことが大事、自己分析は永遠に続くもの、行動とセットで自分自身の核に近づくほど、エネルギーがわいてきて、人を引きつけ、仕事もうまくいくと言っています。

就活が人生最後の決断じゃないので、思い詰めすぎず、この本を理解して自分のベストを尽くした上での出会いを大切にできれば後悔はないと思います。

新しい出会いも一生続くし、新しい自分の発見も一生続くので、就活中も会社に入ってからも、とても役に立つ一冊だと思います。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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