書籍「1分で話せ」〜世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術:伊藤羊一著
就活の参考としておすすめの本にもよく挙がっていますが、就活生向けではなく、ビジネスマン向けに実践的なコミュニケーション、プレゼンの基本、本質を説いた本です。
著者の伊藤羊一氏はヤフー・アカデミア学長で、そのプレゼンがソフトバンクの孫正義社長から絶賛された実績のある人。
就活生としてはコミュニケーションの基本としてこの本の要点を肝に銘じておけばOK。
本の要点
- 人は相手の話の80%は聞いていない
- 1分でまとまらない話は何時間かけても伝わらない
- 相手はどんなことに興味があるのか
- ロジカルな1分ストーリーを考える
- ピラミッドストラクチャー
- てっぺん:結論
- 2段目:複数(3つが良い)の根拠
- 3段目:実例(各1〜2つ)
- 必ず上から作る
- 考えるとはデータを加工して結論を導くこと。事実やデータは結論ではない。
- ロジカルとは意味が繋がっていること。
- 要らない言葉を削る。「基本的に」「先に述べた
- 話が長くなる4つの話
- ✖︎プロセス
- ✖︎気を遣いすぎ
- ✖︎自分の意見とは違うこと
- ✖︎笑い
- 中学生が理解できる言葉しか使わない
- 伝え方のパターン
- 3段ピラミッドストラクチャー
- SDS:Summary(まとめ)-Detail(詳細)-Summary
- PREP:Point(主張)-Reason(根拠)-Example(例示)-Point
- 一番重要なのは「伝えたい言葉」「想い」
- 孫社長にプレゼンした時は300回練習した。
- 練習することによってしか伝える力は上達しない。録音して、言葉を変え、トーンを変え、間合いを変え、色々試して練習する。
ロジカルな伝え方が苦手な人向け
就活生の採用面接に役立ちそうなポイントは以上。
これを分かってる人は読まなくても大丈夫ですが、簡単に読めるので、ロジカルに伝える、シンプルに伝える、ということが苦手な人は、短い本なので上記のポイントを読んでみても良いと思います。
また、ビジネスマンの社内外でのコミュニケーションやプレゼンに使える実践的な知恵が詰まった本です。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。